最強のセラミック!?|七里KT歯科矯正歯科|さいたま市見沼区

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最強のセラミック!?

投稿日:2021年9月3日

カテゴリ:スタッフブログ

こんにちは、歯科医師の宇野です!


歯の治療には様々な材料が使われています。昔はよく使われていた金属も最近では審美性や虫歯再発防止の観点からなるべく金属を使わないでセラミックを使用するメタルフリー治療が主流となっており、中でもジルコニアという種類のセラミックが特に注目されています。今回はこのジルコニアについてお話しさせていただきたいと思います。

ジルコニアの歴史

ジルコニアは元々産業用機械やセンサー機器部品に使用されていたセラミック材料でした。とても硬く、強い性質を持つため2000年をすぎた頃から歯科材料としても応用され始め、現在では歯科治療では欠かせない材料の一つとなっています。

なぜ注目されるようになった?

なぜジルコニアが他のセラミックよりも注目されるようになったかというのも理由があります。元々歯科治療で使われていたセラミックはガラスのように衝撃に弱く、一度材料表面に小さなヒビが入るとヒビがすぐに広がって材料そのものが破壊されてしまいます。しかし、ジルコニアは表面にヒビが入った場合でもヒビを埋めるように結晶構造が変化してヒビが広がることを防ぎます。これによりジルコニアは他のセラミックに比べて非常に衝撃に強い性質を持つセラミックとなっています。このような現象を“応力誘起変態強化機構”と呼び、これはジルコニアにしかない特性です。

どんな方におすすめ?

通常のセラミックでは壊れてしまうような歯軋り、くいしばりが強い人はジルコニアによる被せ物治療がとてもおすすめです。また、ジルコニアは化学的にも安定な構造であるため従来のセラミックよりも経年劣化が少ない材料なので、被せ物を装着後も長く安心して使用することができます。

短所は?

ジルコニアはとても丈夫な材料ですが短所もあります。ジルコニアは添加されている材料によって光を通しにくい性質となってしまうため、他のセラミックと比較すると透明感に欠けます。以前は前歯などの目立つ場所の被せ物にはあまり向いてない材料と考えられていましたが、現在はジルコニアに関する研究も進み添加物の量の調整を行うことで透明感があるジルコニアも出てくるようになりました。


治療した歯が長持ちさせるためには材料の選択はとても重要になります。

材料について知りたいこと、気になることがありましたらなんでも相談に乗りますので当院への御来院いつでもお待ちしております!

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